歯周病 ①
こんにちは 衛生士の今野です。今回私は、歯周病についてお伝えさせて頂きます。
お口の中に起こる病気の一つに歯周病があります。歯周病は、歯周病菌が毒素を出して歯を支えている骨を溶かしてしまう病気で、30歳以上の方の8割の方が罹っていると言われています。
では、歯周病はどの様に進んで行くのでしょうか。
健康な方の歯肉は固く引き締まっていてピンク色をしていますが、歯周病の軽度の方は炎症を起こし少し赤く腫れてきて、歯磨きをすると出血してきます。そして歯を支える骨が少しずつとけ始め、歯と歯肉の境目に歯周ポケットという溝ができて4~5㎜位の深さになります。
中度の方は歯肉の炎症が進み出血だけでなく膿も出てきます。そして骨が溶けるのもどんどん進み、歯周ポケットは5~7㎜位になります。
重度の方になると、出血や膿が出て歯を支える骨が殆ど溶けてしまい歯周ポケットは1㎝位になって、歯がグラグラと揺れて最後には抜けてしまいます。
この様に歯周病は虫歯でもない歯が最後には抜けてしまう病気です。
五十嵐歯科医院では、この歯周病がどの程度進行しているかがわかる様に歯周ポケットを測る検査を定期的に行い、また歯を支える骨を確認する為にレントゲン写真を撮影するなどして、患者さんの歯周病の管理に努めています。
もし歯周病についてご質問などありましたら、いつでもスタッフまでお声掛けください。
2015年1月31日 3:55 PM カテゴリー: 未分類