審美歯科 秋期日本歯科理工学会シンポジュウム ―審美歯科 いかにしたら希望の色をだせるかー Ⅰ
今回のシンポジュウムは審美歯科で主に充填材(小さい虫歯に白い物を詰める)の話であった。
コンポジットレジンの光学特性とフィラーテクノロジーの話は(株)トクヤマデンタルの開発企画部 相澤 将之氏による講演で審美性の優れた充填修復を行うには
1)コンポジットレジンの明度を患歯に合わせる。
2)光沢 (しつかりと研磨する)。
3)審美的形態の付与が重要とされている。
メーカーは色調適合性、明度あわせが容易で表面光沢性に優れしかもその性質が持続する材料の開発に力をそそいでいるそうだ。
そもそも歯の色は色相(Hue),彩度(Chroma),明度(Value)の3属性で表わされ中でも人の目は明度に最も敏感に反応するので充填に際しては明度を患歯や隣在歯に合わせる事が重要になります。実際の臨床では人の歯の色は千差万別で一本の歯といえども一様でないところが難しくまた経験によろところが大きいのです。
2007年10月8日 12:00 AM カテゴリー: 院長報告