最近よく耳にするアンチエイジングということばがあります。アンチエイジングとは抗加齢医学とも訳され、科学と医学の進歩により老化のメカニズムがわかってきた結果、病気にならないための予防医学から一歩進んで老化も病気の一つととらえて加齢や老化そのものに介入していく医学がアンチエイジングといえるでしょう。若返りのためのアプローチや医療技術も発達し、従来の病気を治す医療から健康な人が若さを持続するための医療の登場となりました。具体的には各医療分野で沢山の例があげられますが、皮膚移植やヒアルロン酸などを用いたシワとりをはじめ、眼科領域ではレーシックなど、近視を治す手術などもアンチエイジングといえます。例えばレーシック手術によりメガネやコンタクトレンズが必要なくなった人が、カタログでみていた車の型や色が実際走っているのを街中でみると全然違うとか、とまっているトンボやセミがあまりにも精巧にみえるので驚いたとか、視力が精神面に及ぼす影響は大きく自身の行動半径が広がり、以前は遺産相続や、ゲートボール、お墓の話などをしていたおじいさんが、アンチエイジング医療とダンディハウス通いで落語を聞きにいって面白かったとか、ステーキなんか食べなかったのに食べるようになり、家をリフォームしてお洒落して旅行に行くようになったり、アンチエイジング医療によっていろいろな効果がうまれています。
あきらかにおばあさんといえる年齢の人が入れ歯を入れて笑顔が戻り口唇のしわがなくなりなんでも美味しく食べられるので、あちこち行きたいと言ってくれたり、実はテレビに出ている人がズラだったり・・・
このようにアンチエイジングは医療のいろいろな分野で応用実用化され、年と共に萎える気持ちを反対に若返らせ、いわゆる暦年齢から本来個々の持っている年齢に戻しさらにそれを維持しようとする攻めの医療といえます。
2007年10月5日 4:24 PM カテゴリー: 院長報告
母校法歯学教授の、「沈没船から回収された遺体はだれか?」と題しDNA鑑定の話を聞いた。
内容は平成13年から15年にかけて東シナ海から回収された5遺体の鑑定を依頼された話でした。
現代人のDNAに残されたヒトの移動の軌跡は、世界中のヒト人骨DNAが分析された資料があり、DNAは両親から伝わった情報が残される常染色体DNA、男性から男性に伝わるY染色体DNA、男性と女性それぞれを介しながら伝わるX染色体、女性のみ介して伝わるミトコンドリアDNAがあり、世界中のヒト人骨DNA分析から世界中の男性も一人のアフリカ男性に由来し、男性、女性の移動による縄文時代から順次東アジアへの移り変わり、この複数の遺体のDNA鑑定による人種の絞込みの話であった。詳しくは(kokueki.sakura.ne.jp/kokubo/new.htm)を参考にして下さい。最近話題のDNAですが、このように法歯学は人種鑑定や特定人(遺骨)、飛行機事故の個人鑑定など地味ですが
社会に役立っています。
2007年10月4日 5:24 PM カテゴリー: 院長報告
長い間私の判断でインプラント手術に必要性のある患者さまには、遠路東京や横浜の大学病院などにお願いしてCT撮影をしていただいておりましたが、連携先の横須賀共済病院でも撮影できるようになりました。県内の大学病院や近隣の病院でも従来どうり撮影依頼は続けております。お近くのどこの病院でCT撮影できるか分らない患者様はお問い合わせ下さい。
共済病院の料金は18、000円(18、900円)です。
インプラント手術の術前CT撮影は病院に支払う料金の他に、骨診断料がかかりますがより短時間で安全に安心して手術を受けられるようにとの考えで、骨質診断CT値の読み込み、手術用サージカルガイドステントの料金を含んでいます、ご理解をいただきなるべくCTをおとりいただくようにご協力お願いします。
2007年10月2日 2:55 PM カテゴリー: 院長報告
今月(平成19年9月5日)発売の漢方医薬新聞第418号に作家・医療ジャーナリストの旭丘光志氏による第31号 統合医療の揺りかごを探してと題して五十嵐歯科医院が紹介されました。
『80歳で20本の歯を残す歯科統合医療』という題で地域の虫歯患者が激減!夫婦歯科医の勲章という副題がついています。
昭和7年開業以来一貫して地域医療の一端をになってきたわけですが、その中でも病気を疾患ごとに診るだけでなく、その病気を持つ患者さんを丸ごと診る東洋医学的な考えなどが総体的に紹介されています。
当院では治療は虫歯や歯周病もそのもののみを治すのではなく、顎や噛みあわせ、また全身とのかかわりを重要視しています。
インプラント治療などもただ単に埋入するのではなくガイドラインに沿って安全確実を心がけて結果的に患者さまにとって良い医療を提供していきたいと考えています。漢方医新聞の全文をご覧になりたい方は院長→プロフィール→掲載雑誌記事→漢方医薬新聞より全文を読むことが出来ます。
2007年9月29日 11:25 AM カテゴリー: 院長報告
格差社会が深刻化し、医療費の窓口負担(一部負担金)が家計を圧迫しています。
日本では受診の際に窓口負担を支払いますが、欧州では負担は原則として、ありません。
重い窓口負担により受診抑制が生じないように、医療費の窓口負担の「解消」を求める請願署名運動を行っています。
神奈川県保険医協会が窓口になり当院でも患者さまに協力いただいております。
賛同いただける方はご協力をよろしくお願いいたします。
(http://www.iiiryou.com/access.html)
2007年9月27日 5:18 PM カテゴリー: 院長報告
患者さまのHさんの力作が六本木の国立新美術館で入選展示されているので見にいきました。
会場は素晴らしいの一言でみなそれぞれ個性ある作品でした。
Hさんの絵画は下町の鉄工所がとてもリアルに描かれており沢山の見物客でにぎわっていました。
2007年9月26日 9:31 AM カテゴリー: 院長報告
パノラマ、セファロ、CTを一台にまとめたコンパクトな撮影機器ができたら良いなと思っていたら、理想的な機種が発売されたので試運転説明を聞いてきた。
示された資料や画像を見るとすばらしいの一言であった。
今仮に一番ほしい物は何かと言われたら一番にこのCTを選びます。
これが手元にあれば安心して治療できそうです。
しかしながら解析するソフトに時間と費用がかかるのが欠点であるが・・・
2007年9月25日 11:28 PM カテゴリー: 院長報告
9月22,23日第5回日本再生歯科医学会に参加してきた。一日目は口腔組織再生の到達点と題し口腔粘膜・骨組織・唾液腺などの再生研究と共に、先日新聞で紹介された歯の再生について興味ある内容であった。もし失われた歯がいくらでも簡単に再生できれば朗報である。
紹介されたマウスの再生歯の歯髄には血管と神経が侵入していた。
このことにより将来は歯胚移植により歯の再生医療の可能性があり、科学の進歩と共に失われた歯がいくつでも出来ることになる、益々の研究が期待され目が離せない分野になった。
2007年9月23日 8:18 PM カテゴリー: 院長報告
「漢方医薬新聞」という業界紙に当院が取り上げられました。
当院の方針や、設備などに比較的詳しく触れていただいておりますので、掲載いたします。
当院にかかろうか迷っていらっしゃる患者様も、当院を知っていただける一助ともなりますので、興味がございましたら、お目をお通し下さい。
紙面をクリックしてください。
2007年9月21日 12:45 AM カテゴリー: 院長報告
当院の「30年間のインプラント症例の臨床的検討」の発表後、インプラント経過、残存率などのほかさらに詳しく撤去された症例の検討をくわえたらどうかと座長ほかからアドバイスされました。
そこで、直近5年間、10年間の撤去症例について男女別、年齢別、喫煙の有無、全身疾患(糖尿病・高血圧・肝機能)の有無など残っているデーターをまとめて、来年2月2,3日のインプラント学会関東甲信越支部総会(http://www.shika-implant.org/sibu/17itiran.htm)で発表する事にしました。以前当院における25年間のインプラントの材質主にチタン等の表面性状別データーでも直近10年間で95,7%の残存率ですから有効な寄与率にするにはデーターとして少なさそうです(撤去数が少ない)。
しかし臨床家としてはそれだけ持ちが良いという事になる訳です。
2007年9月18日 11:21 PM カテゴリー: 院長報告