院内設備のご案内 |横須賀 五十嵐歯科医院 | 横須賀市歯科医師会指定医療機関

インプラント・歯周病・痛みの少ない治療 | 横須賀 五十嵐歯科医院
神奈川県横須賀市東逸見町2-77
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医院内設備

※ 院内の様子がご覧いただけます(↑)

CT診断

 CT(Computed Tomography)とはコンピュータ断層撮影をする機器のことです。患部を断層撮影し、見えない部分を立体的に見ることで、様々な治療の的確性を増し、より安全で緻密な治療に役立てることができます
 通常の2次元レントゲンでは見ることができなかったインプラントの診断、歯周病による骨欠損の状態、顎関節、歯根の膿、親知らず、上あごの炎症、神経の走行などが診断できます。

 特にインプラント治療では、より高い安全性と正確性が求められるため、CTによる診断が常識となりつつあります。

 CTで問題視される被曝量も、医科用ヘリカルCTの100〜400分の1という低被曝量(25〜60μSv)で安全性が高い機器を使用しております。

CTのメリット

CTを導入したことにより、初診時にカウンセリングの後CTを撮影、その場でCTの画像を見ながら詳しいご説明を致します。
インプラントの場合、シミュレーションソフトを使ってその場で治療のご説明をし、治療日を決定します。
CTが無い場合と比べますと、患者様の手間や負担が格段に低く、何よりも、以前に増して安心な治療が受けられるということです。

当院CTの特徴

スキャンは1回だけ
撮影範囲が広いので、部分ごとではなく、1回の撮影で全てがスキャンできます。また、撮影結果につきましては、CDRに焼き、お持ち帰り頂くことが可能です。
時間をかけずにその場で診断・説明
これまでのCTは撮影後にデータの解析に時間がかかりました。一度お帰り頂いて、後日またというのが普通でしたが、現在では数分後に撮影結果をお見せすることが可能です。
安心の機器
前述しましたように、問題になるレントゲンの被曝量も、極めて小さな量で安心です。

CTが有効な症例

インプラント
インプラントは金属などを歯根に埋入する治療ですので、部位の骨の状態などが事前に解ることが、最適な治療を行う最も良い条件の一つです。CTを使うと、患部の状況がよく分かりますので、早く確実に正確な治療計画を立てることが可能です。
歯周病治療
歯周病は細菌感染で骨が破壊される病気ですので、CTを使うと、その状況や進行具合、歯の寿命など予測性の高い診断を行って治療に臨むことが可能です。
親知らず
ご存じのように、親知らずは奥歯のさらに奥に生える歯ですが、CTを利用すると、歯の位置や生える角度、周囲の炎症の状態、神経の走行などを事前に把握することが可能ですので、より適切な治療を行うことができます。
根の治療
根の治療とは文字通り歯根、歯の一番下の部分の治療ですが、当然目に見えないこういった部分の治療にばかりでなく、予後の経過などを見ながら、病巣の完治を的確に目指すことにもCTは非常に有効です。
CT

CT画像

CT
歯科用CTの利点が解りやすく書かれています。
クリックしてご覧ください。

年に1回は歯科ドックを受けましょう

当院ではCTを利用して、病気の早期発見のための「歯科CTドック」を行っております。
■ 歯周病が気になる方 / ■ 親知らずが気になる方 / ■ 歯茎を押すと痛い方 / ■ インプラントの治療を受けたい方 /
■ 予後の経過が気になる方 / ■ 長い間歯科にかかっていらっしゃらない方
その他定期的な検診としてご利用ください。

どなたもが安心してメリットを享受できるように

せっかくの有効な機器であるCTもうまく利用しなければ宝の持ち腐れで意味がありません。
これまでCTは大学病院や総合病院などへ行って頂いて撮影することがほとんどでしたが、当院内で撮影することができるようになりました。
CTは全てにおいて必ず必要なわけではありませんし、どうしても必要な場合もあります。お気軽にお尋ね頂ければご説明申し上げます。
歯は一生つきあっていくものですし、可能な限り自分の歯を維持したいものです。そのためにも早期発見、予後観察など、多くの場面でCTは有効な診断装置です。適切な利用で、患者様の健康に寄与していきたいと考えております。

光殺菌(LAD)治療とは?

感染部分に光感受性物質を注入し、光を照射することで殺菌する安全性の高い治療法です。

医科では早期がんの治療法として

医科では1990年ごろから光やレーザーを用いて、 肺、食道、胃、子宮頸部などの早期がんに対して治療を行う 光力学療法(PDT=Photo-Dynamic Therapy)という 治療法があります。
がんの光治療
※画像はがんサポート情報センターHPより改変引用です。

歯科では殺菌治療法として

歯科では数年前から欧米を中心に、抗生物質を使わない 体に優しい治療法としてLAD治療が急速に普及しています。 LADはLight Activated Disinfectionの略で、 日本語では「光殺菌」と訳され、光感受性ジェルを細菌に 浸透させて光で殺菌する治療法です。
歯科でのLAD治療

どのような治療に有効?

細菌が引き起こす左図のような病変の治療に有効です。 その他、カリエス、歯冠周囲炎、アフタ、ヘルペス、扁平苔癬、真菌など

根の治療
根の治療
(感染根管治療)
歯槽膿漏
歯槽膿漏 (歯周病)
インプラント歯周炎
インプラント周囲炎

光殺菌(LAD)治療の特徴

痛みはありません。
あらゆる細菌に効果を示します。
お薬(抗生物質)を使わないため耐性菌が発生しません。
副作用はなく、 繰り返して治療に利用できます。

※ 光過敏症の患者さまには利用できません。

光殺菌(LAD)装置 FotoSan630

※FotoSan630は日本ではまだ承認されていない医療機器です。
当院ではその安全性と効果を確認の上、歯科医師の裁量のもと治療に取り入れています。
光感受性ジェル FotoSanエージェント FotoSan 630

光殺菌(LAD)治療の手順

痛みの無い、体に優しい治療です。

どのように効く?

1. 光感受性ジェルが細菌の細胞壁や膜に取り込まれる。
2. 特定の波長の光が照射されると、 光感受性ジェルが
  エネルギーを受け取り「活性酸素」を大量に発生する。
3. 「活性酸素」が細菌の細胞壁や膜だけを破壊し、殺菌する。

どのような場合に使用する?

どめの一撃

通常の治療の上に光殺菌(LAD)治療を行うと、 「とどめの一撃」としての殺菌効果が期待されます。これまでの治療方法では除去し切れない細菌を死滅させ、個人差はありますが感染の再発防止に大きく貢献します。

予防

加えて、光殺菌(LAD)治療は予防にも有効です。歯周病やインプラントの定期健診、矯正治療中のメンテナンスの際に予防的治療として光殺菌(LAD)治療が効果を示します。

殺菌効果

殺菌効果は目に見えません。そこで簡単な実験を行いました。
唾液を薄め、滅菌棒で繁殖培地に擦り付け培養すると、たくさんの細菌の 群れ(コロニー)が発生しました(左側)。 一方、同じ唾液に光感受性ジェルを注入し、光殺菌した後に培養すると、 細菌群はほとんど見られませんでした(右側)。

臨床例

症例1

症例2

症例3


  • 臼歯部粘膜の腫脹、瘻孔

  • デンタルでの透過像

  • FotoSan照射(根管30秒、粘膜30秒)

  • 2週間後、腫脹、瘻孔の改善

  • 透過像でも改善